豚骨醤油味噌ラーメン

いろいろ書きます。

その色や香りを損なうことがないように

朝だ。

 

このブログは、最近朝起きてからできるだけすぐに、書くようにしている。

あんまり頭が働いてない状態のときになにかを書くと、物事をやわらかくみることができるような気がする。気のせいかもしれない。ぼーっと、なにも考えていないときの方が、案外と野生の直感のきらめきが冴えているという可能性もあるかもしれない。

 

そういえばこのブログを書きはじめて、明日でちょうどひと月だ。

はてなブログは、「どこのサイトのリンクから来てくれたのか」をみることができる。更新情報はTwitterでしか流しておらず、noteの方には「こういうブログを書いてるよ」と一度告知しただけなのにそこから来てくれる人が多くてうれしい。

ありがとうございます。

 

最近、『中田敦彦YouTube大学』にはまっている。

もともと、部屋に掃除機をかけたり、食器を洗っているとき、ヘッドホンをつけてYouTubeをラジオ的に聴くのが好きだった。

 

家事をしながら見る(というか聴く)なら、出来るだけ動画の尺が長く、画面を見なくても進行がわかる動画がいい。

尺が短いと、皿を洗っている最中に、手が洗剤でもこもこの状態で動画が終わってしまうことがあったり、音声だけで展開がわからない動画だと、「あー!まさかこいつが!」とか、「こんなに大きなオオサンショウウオが」とか、そういう声につい反応してリビングのテーブルの上に動画を見に行ってしまうので家事が進まない。

 

その点、『中田敦彦YouTube大学』は完璧だということがわかった。

まず、尺が長い。一本の動画が一時間を超えることもある。

画面を見なくても進行がわかる。

 

完璧だ。

 

そんな風にして、「勉強したい」とか「もっと教養を身に付けたい」とか、きっとあっちゃんが「こういう人にみてもらいたい」とターゲットにしている像とはぜんぜん違う目的であっちゃんのYouTubeを見ちゃってると思うんだけど、あっちゃんの「しゃべり」ってすごい。聴いていてちっとも飽きない。

そしてこれも大切なことだと思うんだけど、「誰かを傷つけるような表現」が全然出てこない。だからストレスがたまらない。

たまに芸人さんのラジオを聴いていると、「いじり」として話される話が「全然笑えない」みたいなことがあり、そういうのを長時間聴いていると疲れちゃうのだ。

 

いろんな動画をラジオ的に聞いてきて、私には今のところあっちゃんの動画がいちばんしっくりくるみたいだ。

 

私は主に、「話題の本」をあっちゃんが解説する動画を見ている(聞いている)。

それが、かなり楽しい。

 

まず、「話題の本」の選び方が絶妙なのだ。あっちゃんの解説する本は基本的に「ビジネス書」に分類される本が多い。

けど、ビジネス書ってそれこそ毎日のように、あらゆる本が新刊として本屋さんに並んでいる。

経済動向とか、新しい働き方とか、情報を知っておいたほうがいいんだろうな…と思うような分野だけど、毎月のようにたくさんの本を買うことはできないし、そもそも興味のある分野ではないから、「かいつまんだ内容」を教えてもらえるのはありがたい。

 

そしてそこから「この本はしっかり読みたいな」と思ったら、その本を読む、というサイクルがちょうどいい。動画でなんとなく概要は掴んでいるから、本もすんなり読める。

 

昨日は、『禅』の授業を聞いていた。

『禅』といえば、スティーブ・ジョブズがメンタルコントロールの方法を求めて出会った鈴木俊隆老師だ。

そこからシリコンバレーでは禅の一部を生活の中に取り入れた『マインドフルネス』が爆発的に流行した。

 

その動画をきっかけに、「そういえば昔、鈴木老師の本を読んでみたいと思ってたな」ということを思い出した。

あっちゃんの動画で紹介されている本とは別の本だ。

 

Kindleにアクセスしてみたら、『禅マインド ビギナーズ・マインド』の2巻がKindle unlimitedの中にあった。1巻から読みたかったんだけど、私の端末ではなぜかエラーが出てどうしてもアクセスできなかったので、仕方なく2から読むことにした。

 

この『ビギナーズ・マインド』とは、「初心者の心」を英訳したものだけど、『ビギナーズ・マインド』と訳されたらなんだかぐっと仏教感がなくなるというか、興がそがれるというか、「そうなんだけど、もっとなかったの?」と思ってしまう(余計なお世話だ)。

 

と、いきなり文句を言ってみたが、やっぱり仏教はすごい。「人生を生き抜くエッセンス」が詰まっている。

そしてこの本は、他の禅について書いた本と一線を画している、と私は思う。

禅に興味を持って、以前何冊か興味を持って読んだことがあるのだけど、これほどわかりやすくて、「言葉で無理やり理解させるのではなく、空気ごと伝える」ということを徹底している本は初めて読んだ。

 

 

仏教が他の多くの宗教と大きく異なるところは、「苦しみから解放される」ことをやるところだ。仏教は、さらなる幸せや、豊かさを目指す宗教ではない。

今、心をぎゅっと圧迫している心配事や、むかし誰かを傷つけてしまった苦い思い出や、対人関係のストレスや、そういう「私たちの動きを不自由にして、縛りつけるものからの解放」を目指している。

特に『禅』は、『自分自身と向き合うこと』を徹底的にやる。

 

しかし、ここでわたしがあんまりこの本について書いてしまうと、この本の大切なエッセンスを損ないそうな気がするので、「おすすめだからもしよかったら読んでみて」としかいえないのだけど、昨日「いいな」と思った文章を引用して終わりたいと思う。

 

蜂が蜜を集めるときに、花を味わうだけで、その色や香りを損なうことがないように、あなた方もまた、人々の供養を自分が疲労困憊しないために必要なだけを受け取りなさい。多くの要求をもちすぎて、人々の心を損なうことがないようにしなさい。たとえばそれは、賢明な人が動物の体力の許容量をよく判断して、荷物を積みすぎて疲れさせないようにするようなものである

suzuki syunryu. zen maind beginners maind two: not always so (samgha shinsyo) (Japanese Edition) (Kindle の位置No.563-566). samgha. Kindle 版.